ここでは、イベントでの講演や、識者へのインタビューなど、CrimeInfoオリジナルの映像資料をご覧いただけます。

CrimeInfo死刑廃止デー企画「女性と死刑―死刑を科された女性:その知られざる現実」後藤弘子さん 2021年10月1日開催

10月10日は世界死刑廃止デーです。
2021年のテーマは「死刑を科された女性:その知られざる現実」。
日本では、1981年以降、14人の女性の死刑が確定しています。(https://www.crimeinfo.jp/data/dplist/female/)。しかし、「女性と死刑」という観点からの議論は低調といわざるをえません。そうした状況下、CrimeInfo論文&エッセイ集8号「死刑とジェンダー」(2019年)(https://www.crimeinfo.jp/articles-dissertations-books/paper-collections/)を執筆された後藤弘子さんをお招きしてお話を伺いました。

後藤弘子さん プロフィール:
立教大学法学部助手、東京富士大学経営学部助教授などを経て、2004年4月から千葉大学大学院専門法務研究科教授。2017年4月から組織変更のために、千葉大学大学院社会科学研究院教授、2018年から2020年まで千葉大学大学院専門法務研究科長。専門は刑事法。
ジェンダー法学会副理事長、日本被害者学会理事。内閣府男女共同参画局女性に対する暴力に関する専門調査会委員。NPO法人子どもセンター帆希理事長、NPO法人千葉性暴力被害支援センターちさと副理事長。
共著として、『治療的司法の実践』、『ストーキングの現状と対策』、『性暴力と刑事法』など。論文として、「性犯罪既定の改正が意味するもの」現代思想2018年7月号など。

オンラインセミナー「『再審請求中の死刑執行』を問う」葛野尋之さん 2021年5月21日開催

近年、再審請求中の死刑確定者の死刑執行が繰り返されています。2017 年から2019 年までの3 年間に執行された22 人のうち、再審請求中の確定者は少なくとも15 人(CrimeInfo「死刑確定者リスト」より)。しかも、再審請求中に死刑が執行された場合には、裁判所が請求手続を終了させる事例が続出しています。再審制度の根幹を揺るがす事態といっても過言ではありません。

そこで、CrimeInfo では、死刑制度・再審制度に造詣が深く、判例時報の連載「死刑制度論のいま̶基礎理論と情勢の多角的再考(7)」として「再審請求中の死刑執行と再審請求手続」を執筆された葛野尋之教授(一橋大学) にお話を伺いました。

葛野尋之さん プロフィール:
1961 年生まれ。一橋大学法学部卒業、同大学院法学研究科修了。博士(法学)。現在、一橋大学 大学院法学研究科教授。専門は刑事法・少年法。 主著に、『刑事司法改革と刑事弁護』(現代人文社、2017 年)、『未決拘禁法と人権』(現代人文社、2012 年)、『少年司法における参加と修復』(日本評論社、2009 年)、『刑事手続と刑事拘禁』(現代人文社、2007 年)、『少年司法の再構築』(日本評論社、2003 年)。

世界人権デー・CrimeInfoオンラインイベント「『獄友』を見て監督と語ろう」2020年12月13日開催

毎年12月10日は「世界人権デー」です。CrimeInfoでは、2020年12月13日に、殺人犯という濡れ衣を着せられた「冤罪被害者」たちの姿を追ったドキュメンタリー映画「獄友」オンライン上映会と、「獄友」を撮られた金聖雄監督をお招きした ZOOMトークライブQ&A を開催しました。

ZOOMで行われたQ&Aには、参加者の方々から有意義なご質問を多数いただきましたが、ここでは、当団体副代表の佐藤舞から金監督に行ったインタビュー部分を公開します。

冤罪三部作と言われる『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』(2013年、毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞受賞)、『袴田巖 夢の間の世の中』(16年)、『獄友(ごくとも)』(18年)を撮影された金監督。なぜ監督が冤罪被害者の姿を追ったドキュメンタリー映画を撮ったのか、冤罪の被害を受けた「獄友」たちと彼らを支える人たちと長く接することによって監督にどのような心境の変化があり、「死刑」「冤罪」についてどのように考えが変わっていったのか。映画本編では多く語られることのなかった金監督の心境や、映画では収めきれなかった「獄友」たちの姿が語られています。

ドキュメンタリー映画「獄友」特設サイト
http://www.gokutomo-movie.com/

金聖雄(キム・ソンウン) 監督 プロフィール:http://kimoon.net/
映画、テレビ番組、PR映像など幅広く手がける映画作家。「花はんめ」「空想劇場」などのドキュメンタリー映画を製作。2013年の「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」は、キネマ旬報文化映画第3位、毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞授賞。前作は「袴田巖 夢の間の世の中」。1963年大阪生まれ、在日2世。

CrimeInfo死刑廃止デー企画「大谷恭子さんと語る『弁護士へのアクセス:生と死の分かれ目』」2020年10月9日開催

2020年10月9日に行われた CrimeInfo死刑廃止デー企画「大谷恭子さんと語る『弁護士へのアクセス:生と死の分かれ目』」を動画に納めました。
2020年の死刑廃止デーのテーマは、「弁護士へのアクセス」でした。刑事裁判には弁護人は必須、しかし、大切なことはそれだけではありません。大谷弁護士がご自身の弁護活動の中で何を経験し、実感されたのか、貴重なお話を聞くことができます。
日本語字幕付きです。

大谷恭子弁護士 プロフィール:
1978年弁護士登録。
1980年、永山則夫さんの控訴審弁護団に加わり、差し戻し控訴審まで約6年間年弁護人を務める。
永山事件以外にも、連合赤軍事件、アイヌ民族肖像権裁判、地下鉄サリン事件、日本赤軍事件など、様々な死刑事件に取り組む。
2013~2017年、東京弁護士会の刑事対応型の公設事務所・北千住パブリック法律事務所所長。

 永山則夫さんの死刑執行(1997年)の後、永山さんの遺志を継ぎ、ペルーの貧しい子どもたちを支援する「永山子ども基金」を設立し、代表に。また、貧困、虐待、ネグレクト、DV、いじめ、性的搾取、薬物依存など様々な問題に苦しみ、生きづらさを抱える少女や若い女性たちに寄り添う「若草プロジェクト」代表理事を務めるなど、刑事事件以外にも、社会的に弱い立場におかれた人々に寄り添う活動に取り組んできた。主な著書に『それでも彼を死刑にしますか―網走からペルーへ 永山則夫の遥かなる旅』(現代企画室)、『共生社会へのリーガルベース―差別と闘う現場から』(現代書館)などがある。