望むのは死刑ですか 考え悩む”世論”

それが、日本政府による意識調査の結果だ。「圧倒的多数の支持」を政府は死刑を続ける理由としてきた。
だが本当なのか?

死刑の情報提供や議論を、政府は避けてきた。
命を奪うこの刑罰を、実は人々はよく知らない。

そんな中、ある研究者によって都内の会場に、一般市民135人が集められた。それは、人々の心をより深く探る「審議型意識調査」の試み。
テーマは、日本の刑事制度だ。


2日間の調査ではまず弁護士や専門家、犯罪被害者などから話を聞く。続いて、市民どうしが意見を出し合う。多くが死刑について賛成と言いながらも「考えたことがなかった」という市民たちは、さまざまな反応を示し始める。

死刑に反対する被害者も存在すると知って「死刑支持が揺らいだ」という若者。死刑が犯罪を減らすとは証明できないと知って「もっと苦しい刑罰が必要かも」と言いだす中年男性。冤罪による死刑判決の多発に、とまどう若い女性。



知ることで初めて悩み、自分とまったく違う意見に触れて悩み、当たり前と思ってきた考えを揺さぶられる”世論”の担い手たちを、カメラは捉え続ける。

答えの出ない議論のなかで、”普通の人々”の意識に何が起きるのか?混とんから立ち現れる”世論”のほんとうの顔とは…。

市民が自ら考え悩むことの意味を、映像は問いかける。


望むのは死刑ですか 考え悩む”世論”

2015年/HD/59分
企画■佐藤舞、ポール・ベーコン
監督■長塚洋
制作■Institute for Criminal Policy Research(英)
助成■スイス外務省 ほか
上映協力■監獄人権センター
http://nozomu-shikei.wixsite.com/movie


「世論という神話」日本はなぜ、死刑を存置するのか

「世論という神話」

この映画の「原作」でもある意識調査の報告書をご覧いただけます。
佐藤舞、ポール・ベーコン 著


上映・視聴方法

教育機関

ドキュメンタリー映画「望むのは死刑ですか~考え悩む”世論”」は、中学校、高校、大学、専門学校などの教育機関に限り、インターネット経由により無料で視聴することができます。「上映申請フォーム」よりお申し込み下さい。
社会科などの授業、学校内の映画上映会のほか、様々なシーンでご活用下さい。
*29分短縮版、59分通常版、59分英語字幕版 があります。
*映画の中で、絞首刑(死刑)の方法をイラストで解説するシーンがあります。

上映申請フォーム(準備中、2018年5月以降受付開始予定)

教育機関以外での上映・視聴

これまでにEU代表部、各地の弁護士会、宗教関連施設、市民団体のイベント等で多数上映されています。
過去の上映実績

上映申請フォーム(準備中、2018年5月以降受付開始予定)

CrimeInfo映像コレクション

ドキュメンタリー映画「望むのは死刑ですか~考え悩む”世論”」の「審議型意識調査」で行われた専門家の講義を、それぞれ約20分のセミナー動画にまとめました。どなたでも無料で視聴していただけます。