これまでに法務省で開催された検討会および研究部報告をご紹介します。死刑や裁判員制度に関する貴重な資料も含まれています。一部、CrimeInfoで掲載方法を整理しなおしたものもありますが、内容に変更を加えてはいません。議事録や配布された資料の全部は、法務省ホームページに公開されています。

死刑制度に関する世論調査についての検討会

平成26年8月28日から10月14日にかけて、3回にわたり死刑制度に関する世論調査に関して検討されました。従来の調査より明瞭な回答を得るために、選択肢の表現を検討し、調査票案を提案しています。さらに、新しい調査票案を用いてプリテストを行い、結果を分析しています。検討会開催当時の法務大臣は、第1回は谷垣禎一氏、第2~3回は松島みどり氏です。
出典:法務省

各回の議事録資料

第1回会議(平成26年8月28日)

配布資料

提出資料

吉野教授提出資料
〇日本人の政治感覚(林 知己夫編)※掲載省略
〇死刑と世論(菊田 幸一編)※掲載省略
〇死刑廃止反対率

林副理事長提出資料
〇8月28日検討テーマについて
〇追加提出資料

松田准教授提出資料
〇質問案に対する事前検討

議事録

議事録

第2回会議(平成26年9月8日)

配布資料

配布資料1 死刑制度に関する政府の世論調査についての申入書
配布資料2 調査票案(改訂版)

提出資料

谷藤教授提出資料
〇法務省「死刑制度に関する世論調査についての検討会」第2回会合検討資料

松田准教授提出資料
〇第2回検討会資料

議事録

議事録

第3回会議(平成26年10月14日)

配布資料

SQb1の選択肢として考えられる案

提出資料

吉野教授提出資料
〇プリテスト結果報告書

林副理事長提出資料
〇プリテスト調査におけるA,Bの調査結果について
〇「日本における死刑制度-日本の自由権規約の下での法的遵守義務及び世論の死刑への態度についての報告書」第2部p.33~p.39について

松田准教授提出資料
〇第3回検討会資料

議事録

議事録

取りまとめ報告書

取りまとめ報告書

死刑の在り方についての勉強会

死刑についての国民的議論を進めるため、千葉景子法務大臣(当時)が始めた勉強会です。平成22年8月6日から翌年12月19日まで、10回にわたって開催されました。死刑制度の存廃についての考え方のほか、執行の告知の在り方を含めた死刑の執行にかかわる問題、執行に関する情報提供の在り方など、多岐にわたる資料や著名人の意見が掲載されています。開催当時の法務大臣は、第1~3回までが千葉氏、第4回が仙谷由人氏、第5~7回が江田五月氏、第8回以降が平岡秀夫氏、取りまとめ時は小川敏夫氏でした。

出典:法務省

各回の議事録資料

(第1回)平成22年8月6日

配布資料

死刑の在り方についての勉強会

(第2回)平成22年8月27日

配布資料

(第3回)平成22年9月9日

ヒアリング結果

配布資料

(第4回)平成22年12月17日

配布資料

第3回勉強会後に日本弁護士連合会から追加提出のあった資料

◯ 政治的リーダーシップによる死刑廃止事例

◯ 現代アジアにおける死刑の多様性(季刊刑事弁護(現代人文社)第63号)

(第5回)平成23年4月11日

ヒアリング結果

櫻井よしこ氏ヒアリング結果
若林 秀樹氏ヒアリング結果
椎橋 隆幸氏ヒアリング結果

配布資料

アムネスティ・インターナショナル日本作成資料
椎橋隆幸氏作成資料

(第6回)平成23年6月24日

配布資料

死刑制度の存廃に関する議論の状況

(第7回)平成23年8月8日

ヒアリング結果

死刑廃止を推進する議員連盟ヒアリング結果
亀井静香会長,村越祐民事務局長,本多平直幹事

配布資料

ポイント解説
重無期刑の創設及び死刑に処する裁判の評決の特例等に関する法律案の概要
法律案要綱
法律案
新旧対照条文

(第8回)平成23年10月17日

配布資料

資料1:「死刑の在り方についての勉強会」開催経過
資料2:国際連合等の決議等
資料3:我が国における死刑の歴史について

(第9回)平成23年11月28日

配布資料

死刑廃止国における死刑廃止の経緯等について
  別紙1:謀殺罪に対する死刑廃止前後10年間の犯罪情勢に関する統計(英国)
  別紙2:死刑廃止前後の世論調査結果について(英国)
  別紙3:死刑廃止前後の世論調査結果について(ドイツ)
  別紙4:死刑廃止前後10年間の殺人事件認知件数等の推移(フランス)
  別紙5:死刑廃止前後の世論調査結果について(フランス)

(第10回)平成23年12月19日

ヒアリング結果

今井猛嘉先生,小木曽綾先生ヒアリング結果

配布資料

今井猛嘉先生作成資料
小木曽綾先生作成資料

「死刑の在り方についての勉強会」の取りまとめ報告について
平成24年3月9日

「死刑の在り方についての勉強会」報告書

「死刑の在り方についての勉強会」取りまとめ報告書
「死刑の在り方についての勉強会」取りまとめ報告書添付資料

裁判員制度に関する検討会

平成21年9月9日から平成25年6月21日までの間に18回にわたって開かれました。判員裁判に関する各種データが提供され、様々な課題について検討されています。

資料は項目ごとに並べ替えてありますので、開催順に見たい方は法務省のホームページをご覧ください。

各回の議事録資料・その他資料

第1回(平成21年9月9日)

第2回(平成22年2月23日)

法曹三者の裁判員制度への対応の現状

第3回(平成22年6月15日)

第4回(平成22年11月16日)

施行後1年を踏まえた法曹三者の裁判員制度への取組の現状
裁判員裁判の傍聴を踏まえての意見交換

第5回(平成23年3月1日)

第6回(平成23年6月8日)

第7回(平成23年9月27日)

ヒアリング

第8回(平成23年12月13日)

ヒアリング

第9回(平成24年3月14日)

第10回会議(平成24年6月1日)

施行後3年間の裁判員制度の実施状況等について
裁判員等選任手続について

第11回(平成24年7月13日)

第12回(平成24年9月14日)

第13回(平成24年10月9日)

対象事件の範囲等

第14回(平成24年11月6日)

(1) 裁判員等選任手続について
(2) 公判・公判前整理手続について

第15回(平成24年12月4日)

評議,評決について
被害者等に対する配慮のための措置について
上訴について

第16回(平成25年2月1日)

裁判員等の義務・負担に関わる措置等について
審理が極めて長期間に及ぶ事案について

第17回(平成25年3月15日)

第18回(平成25年6月21日)

裁判員等の精神的負担に対する配慮の在り方について


研究部会報告(法務省へのリンク)

本ページの引用方法:「『法務省の検討会・研究部報告』をCrimeInfo(www.crimeinfo.jp)より引用」と記載のこと