2026年2月5日に開催しましたCrimeInfoオンラインセミナー「死刑違憲論:死刑の残虐性について,グローバルに考える」に講師としてご登壇いただいた山元一氏の新刊『死刑違憲論-「残虐な刑罰」へのトランスナショナルなアプローチ-』が、8月30日に発売されることになりました。

今回の新刊は、CrimeInfoで開催されたセミナーの内容をもとに、加筆・整理が施されたものです。
書籍名:『死刑違憲論-「残虐な刑罰」へのトランスナショナルなアプローチ-』
発売日: 8月30日
出版社: 信山社
※Amazonで予約が開始されています。https://amzn.asia/d/0afMVTc5
本書のもとになったセミナー動画は、下記URLから講義部分をご視聴いただくことができます。ぜひ書籍と合わせてご覧ください。
以下、信山社の紹介ページより。
【この本の内容】
憲法論の観点から死刑制度の違憲性に正面から向き合い、具体的な人権問題として論じる。国家権威の維持という構造と、「日本国憲法」という対抗原理の関係を、グローバルな視座(「トランスナショナル人権法源論」)から説明し、ひいては、私たちが生きる国の姿,国家と個人の関係を考えるための基礎となる書。著者の講演をもとに加筆・整理され、重要問題をやさしく語る「憲法研究レクチャーシリーズ」の第2弾。
【本書のポイント】
1) 国家権威の問題…日本で死刑廃止が困難な根底には、明治国家をモデルとする「強くて怖い国家」の発想があり、夫婦別姓や同性婚の拒否などの政策と構造的に結びついていると捉える。
2)「残虐な刑罰」の再解釈…憲法36条が禁じる「残虐な刑罰」は時代とともに変遷する概念であり、世界的な死刑廃止の潮流や国際人権規範に照らせば、現在の死刑制度はこれに該当する。
3) トランスナショナル人権法源論…国際人権条約機関の勧告や外国の判例を「影響的権威」という中間カテゴリーに位置づけ、日本の憲法解釈に役立てる理論的枠組みを提示。近年の最高裁の違憲判決もこの方向で動き始めていると指摘。

