令和7年6月27日(金)死刑執行の所感等に関する質疑について

令和7年6月27日(金)法務大臣閣議後記者会見の概要

死刑執行の所感等に関する質疑について

【記者】
 先ほどの臨時会見に重ねてのお伺いで大変恐縮でございますけれども、改めて死刑執行の命令を出す際の個人的な思いのほか、倫理的葛藤というのがあったかどうかということ、今後、今回のことも踏まえて今後どういう要件を満たしたときに執行命令を出すか、出さないかがあれば、改めてお伺いいたします。

【大臣】
 先ほどの会見においても申し上げたところですが、個々の死刑執行の判断にかかることですので、その点について、私の方からお答えすることは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として、先ほど申し上げていますが、死刑執行については、個々の事案について、関係記録を十分に精査し、刑の執行停止、あるいは再審事由の有無について慎重な検討を行い、そういった事由がないということが認められたときに、死刑執行命令を初めて発する、そういったこととしています。
 今回のことについても、そうした結果ということに尽きるかと思います。